それでは前に上げた3つの目的を達成するためのキャラクターの代表的な活用法を順番に見ていきましょう。
キャラクター活用の前にキャラクター開発が必要ですがそれだけで一つの記事になってしまうので今回はキャラクター開発に関する内容は割愛させていただきます。
<マスコットキャラクター>
商品や自社の顔となるマスコットキャラクターをとして、HPやパンフレット、商品パッケージなど顧客との接点となる場面で使用します。要所でキャラクターのイラストを使用したりキャラクターが説明をする体裁を取ったりすることで、見る側にフレンドリーな印象を与え、文字だけで説明するよりも読み進めるための心理的ハードルを下げることで内容を理解してもらいやすくなります。
もちろん自社の事業内容や顧客層に対して適切かどうかを検討する必要はありますが、流通加工や発送などを手掛けるBtoBの企業さんがキャラクターを使用して事業内容を分かりやすく整理したHPが好評で契約数を伸ばしたという事例もありますので一概にBtoBの企業にキャラクターは不向きとは言えません。
<キャラクターによる情報発信>
SNSでの情報発信にキャラクターを起用することで容易に自社ならではの投稿をすることができます。顧客との距離が近いSNSは商品や自社の魅力を伝えファンを作るために最適なツールです。しかし身近に感じてもらうために、運用担当者の顔が見えたり個性を感じられたりすることが望ましい一方で、担当者が顔を出すことや個人のパーソナリティが過度に出過ぎてしまうことはリスクも伴います。そこでキャラクター自身が投稿を行っているという体裁を取ることで、これらのリスクを回避することができます。
またキャラクターを前面に立てず企業アカウントとして運用する場合であっても、顧客と継続的に接点を持つためには、毎日の投稿など高頻度の投稿が望ましいと言えます。通常、自社ならでは独自性があり、見た人の目を引くキャッチーな投稿を継続して行うことは難しいのですが、立体化させたキャラクターを写真に登場させることで、日常的な風景の写真であっても自社ならではの投稿にすることができます。
<ノベルティ>
情報発信以外にも直接顧客に渡すことのできるノベルティグッズとしても活用できます。例えば取引先からもらうボールペンやメモ帳の表紙などにかわいいキャラクターのイラストがあるだけでその会社にちょっと親近感が湧いてきませんか?長期間顧客の手元に残る可能性の高いノベルティは自社や商品の認知拡大や、親近感を抱いてもらうために最適なツールです、そこにキャラクターを組み合わせるだけで相乗効果が期待できます。
もしキャラクターの人気がでてきたらぬいぐるみやフィギュアなど立体化したノベルティも喜ばれるかもしれません。そんな時には手軽にキャラクターを立体化できる「キャラだち」の出番かもしれませんね。