企画の当初から年齢を問わず誰でも作ることのできるペーパークラフトをコンセプトにしていました。そのため直方体を組み合わせるシンプルな構造にすること、また組み立てはのりやハサミなどの道具を使用しない差し込み方式を採用することを決めていました。
しかしこれが苦心の始まりだったのです(笑)。のりやテープなどの接着剤を使わずに組み立てるために差し込み部分は非常に重要なパーツです。一番最初に作成したキャラクターは差し込みの精度が甘く、テープで留める必要がありました。2代目も若干の見直しを行ったのですが、初代よりも甘い部分が出てしまい結果的にテープが必要となりました。
続く3代目では差し込む凸部分の形状や使用する用紙などを抜本的に見直すことでついにテープなどで補強する必要のない差し込みを実現することができたのです。
このデザイン改定を行っていく仮定で様々なキャラクターを一定のフォーマットに落とし込んでいくセミカスタマイズのコンセプトも新たに固まり、デザイン費を抑えながら高いクオリティで提供できる製品となってきました。