意外に手がかかっている!?ペーパークラフト“キャラだち”の制作現場の裏側をご紹介

こんにちは、ペーパークラフトでキャラクターが立って!友達になる!!“キャラだち”のblogを見ていただきありがとうございます!

シンプルなペーパークラフトなのに、どんなキャラクターでもかわいく立体化できてしまう“キャラだち”ですが、低コストと高クオリティの両立でコストパーフォーマンスが抜群に良いと評価をいただくことが多いのですが、お客様の手元に納品されるまで制作の現場では実は涙ぐましい努力をしているんです。

今回はそんな“キャラだち”の開発&制作の裏側を少しご紹介させていただきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください!

立体化のためのデザインに四苦八苦

企画の当初から年齢を問わず誰でも作ることのできるペーパークラフトをコンセプトにしていました。そのため直方体を組み合わせるシンプルな構造にすること、また組み立てはのりやハサミなどの道具を使用しない差し込み方式を採用することを決めていました。

しかしこれが苦心の始まりだったのです(笑)。のりやテープなどの接着剤を使わずに組み立てるために差し込み部分は非常に重要なパーツです。一番最初に作成したキャラクターは差し込みの精度が甘く、テープで留める必要がありました。2代目も若干の見直しを行ったのですが、初代よりも甘い部分が出てしまい結果的にテープが必要となりました。

続く3代目では差し込む凸部分の形状や使用する用紙などを抜本的に見直すことでついにテープなどで補強する必要のない差し込みを実現することができたのです。

このデザイン改定を行っていく仮定で様々なキャラクターを一定のフォーマットに落とし込んでいくセミカスタマイズのコンセプトも新たに固まり、デザイン費を抑えながら高いクオリティで提供できる製品となってきました。

型抜き作業では手作業で微調整

ハサミを使用せず手でキャラクター部分を台紙から切り離すためには型抜きの工程が必要です。実はこの型抜きも完成したペーパークラフトのクオリティに大きく影響するのですが、ここでもタッグを組む金型業者さんの丁寧な仕事があって実現できているんです。
型抜きの工程では、
・キャラクター部分が台紙と数カ所の点でつながっている状態になるよう切り込みを入れる
・折り目に沿って折りやすいよう癖をつける
という2つの作業を同時に行います。

型抜きで使用する型というのは、切れ目の部分は刃の付いた薄い、折れ目の部分は刃の無い薄い板になっている金型です。この金型によって台紙全体が均一に型抜きされないと、台紙からきれいに取り外すことができなかったり、折り目がつかなかったりするため、完成後のクオリティに大きく影響してしまうんです。

型抜きをする際は印鑑の様に上から台紙に押し付けて切れ目や折り線を入れていくのですが、ペーパークラフト用の用紙は紙が厚いため水平に作られた金型でもしっかりと切れていない部分がでるなどムラが出てしまいます。
そのため、型抜き作業のたびにムラが出てしまう部分を毎回2〜3時間かけて1か所ずつ手作業できれいに切り込みと折り目ができるよう調整しています。
実はこのような職人さんの努力によってきれいな型抜きが実現できているんです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。“キャラだち”を高いクオリティで提供するための苦労話を少しご紹介させていただきました。
ペーパークラフトの出来上がりの精度に直結する、組み立てに関するデザインや型抜きがどの様に行われているのかお判りいただけたのではないでしょうか。

“キャラだち”はすでにある既存のキャラクターなど、どんなキャラクターでも安価かつ高クオリティで立体化することのできるペーパークラフトです。“キャラだち”の活用にピンときたらお気軽にご相談ください。
また私たち“キャラだち”では立体化だけでなくキャラクターの開発、SNSの運用、lineスタンプのデザインなどキャラクターの活用に関するご相談を広く承っています。キャラクターの活用に関するお困りごともお気軽にご相談ください。