ステップ1
目的の明確化:まずは何のためにキャラクターを作るのか、キャラクターを開発する目的や使用方法を明確にすることからスタートします。例えば自社や製品の顔となるキャラクターなのか、新卒向け求人ページに登場するキャラクターなのか、それとも社内のイベントのみで使用するキャラクターなのか、キャラクターにどんな役割を与えるのかしっかりと考えておくことが重要です。
ステップ2
ターゲット像の具体化:次に誰に向けたキャラクターなのか、ターゲットの属性を具体的にイメージします。ポイントは1で考えたキャラクターの役割からもう一段階ターゲットについて深く考える事です。例えば、女性向けアパレル企業の求人ページに使用するキャラクターであれば漠然とオシャレに関心の高い女子学生ではなく、
・おしゃれや流行に敏感でインスタで最新情報をチェックしている
・月に一度は流行りのスポットへ行きSNS用の写真を撮影している
・アイドルが好きでライブへ行くための服装にもこだわっている
などターゲット像や好み、行動などを具体的にイメージし、ターゲットに刺さるキャラクターを考える必要があります。またターゲット像を具体的にしておくことで、開発中のキャラクターがターゲットの好みと合致したものになっているかを検証することもできます。
ステップ3
キャラクターの設計:いよいよキャラクターの設計段階です。具体的にデザインに起こしていく上で、以下の2点を押さえておく必要があります。
・ブランドステートメント:自社やブランドは社会に対してどんなイメージやメッセージを発信しているのか、またキャラクターを通じてどんなイメージやメッセージを発信していきたいのか(どう見られたいのか)を整理する
・ブランドカラー:自社のロゴやブランドの基調となる色を確認しキャラクターとも統一する
この2点がステップ1,2で整理した目的やターゲットに沿ったキャラクターを作成する上でのガイドラインとなりますので、デザイナーさんなどデザインを担当する人としっかりと認識をすり合わせておくことが重要です。
ステップ4
ストーリーの作成:余裕があれば、キャラクターの背景やストーリーを考えましょう。物語性を持たせることで、人はそのキャラクターに親しみを感じやすくなり、キャラクターを通して自社への共感を刺激することができます。デザインだけで終わりではなく、自社やブランドへの共感を刺激する個性をキャラクターに与えましょう。